ニキビ・ニキビ跡は、若年層だけのお悩みではなく、アダルトニキビという大人のニキビにお悩みの方も多くいらっしゃいます。

ニキビそのものには、レチノイン酸・アダパレンクリームなどの外用がまず効果的です。これらのクリームで毛穴の詰まった角質を取り除き、皮脂腺を収縮させ、皮膚の新陳代謝を促進します。またビタミンC誘導体のイオン導入も、皮膚内の活性酸素を中和させニキビの進行を抑えます。これらの治療法には、ビタミンB2・B6、またビタミンCの内服の併用も有効です。

さらに、ケミカルピーリングもお肌の質によっては、効き目のある治療方法です。化学的酸により表皮に刺激を与え、角化細胞のターンオーバーを促進します。肌質がケミカルピーリングに適さない方には、レーザートーニング、ノーリスによるフォトアクネ治療もお勧めです。

ニキビ跡は治りにくいという点ではさらに深刻です。ニキビ跡になるまでに処置するのが理想ですが、なってしまったものは根気よく治療する必要があります。

ニキビ跡には、１）陥凹性ニキビ跡、２）色素沈着、３）赤みが代表的な症状としてあげられます。陥凹性ニキビ跡には、レチノイン酸クリームなどでコラーゲンを増やし凹凸を滑らかにすることができます。

色素沈着・赤みなどのニキビ跡の問題には、レチノイン酸・アダパレンクリームなどで皮膚の新陳代謝を高め、ビタミンC誘導体イオン導入を併用すると効果的です。また最新のレーザー治療として、フラクショナルレーザーが陥凹性のニキビ跡改善に効果を発揮します。

元町院のニューフラクセル、東加古川院のフラックスはレーザーの照射により皮膚表面を蒸散・熱変性させ、皮膚の再生を促す治療です。
またダーマペン4は細かい針がついた美容機器で肌に無数の穴をあけお肌を再生させる治療です。